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戦国男士 第21話 第21閃 窮途 末路 あらすじ ネタバレ [戦国男士]

戦国男士 第21話 第21閃 窮途★末路

「いよいよ始まるよ、信長さん。
秀吉のおじさんに出来なかった、あんたの理想 僕が叶えるからさ。」
徳川家康(田中康寛)はビルの屋上で夜景を見ながらつぶやくように言った。
傍らには半蔵兄妹がひかえていた。

別のビルの屋上の上では、黒鎧が夜景を見つめていた。
「ステージ2へ移行しました。」黒装束の者が黒鎧に報告。


SLPM社の社長室。部屋の中には石田と家康と旭日(佃井皆美)
「もう一度言ってみろ!!!」
激高する石田三成(大口兼悟)耳を疑う言葉を聞かせられた。承服できない。

「あなたは、社長代行解任。SLPM社は今日から僕が預かります。
いずれ秀頼くんに託す日が来るまで。」

家康は書類を見せる。“大量保有報告書”
「そんなバカな・・・どうやってこれほどの株を買い占められた・・・」
書類を見ながら、自分の知らない間にどうやったらできるのか・・

「僕にどれだけの賛同者がいるのか、ご存じない?」

社長室の扉が乱暴に開けられると、
蘆名義弘(三上俊)、佐竹義重(山岸拓生)、白河義親(新田健太)、
岩城常隆(大森亮)、石川昭光(草野イ二)たち五家同盟が入ってきた。

「何だ、ここはお前たちガキの来ていい場所じゃないぞ!」
冷静でいられない状態なのに、面倒事が増えた石田は五家同盟を追い返そうとした。

「いいえ、俺たち学生の場所になったんです。」
佐竹がそう言うと蘆名は雇用契約書を石田に見せる。

2月18日:雇い入れ
従事する警備内容:関ヶ原本社ビル敷地内の警備
事業代表者:徳川家康

すでに契約が履行されていた。石田は社長室から追い出された。
廊下では、島左近(坂田聡)が床に這いつくばって小銭を探していた。
一番肝心な時に側に居なかった島を怒っていると、部屋の中の声が漏れ聞こえてきた。
石田は気配をけし、扉に耳を近づける。中では

「あとは彼を呼ぶだけだね。伊達正宗(滝口幸広)くん。・・・」
偶然聞こえた正宗の名前。石田は直江兼續(山本匠馬)に連絡を入れる。


慈雲山 資福寺。一緒にテレビを見ていた田村愛(伊藤梨沙子)と正宗。
ニュース番組でSLPM社の社長交代劇を知った。
画面の下には“SLPM社の株を買収 徳川家康氏 SLPM社 社長就任”
アナウンサーは「劇的な社長交代劇は、若きカリスマ徳川家康さんでなければ
成し得なかったとの声が多く聞かれ・・・」と語っている。

政宗はこのTVを見ながら、家康に会った時のことを思い出していた。
この時「SLPM社って組織だけは信用できない。」と家康に話した。

「けど、家康がトップに立つのなら・・・」
自分の考えとよく似た考えを持つ家康は、正宗の中では信用できる人だった。

ニュースはまだ続いていた。
本社ビル正面口から蘆名と佐竹を伴って出てきた家康。
いつの間にか家康の側に付いていた2人をみてびっくりしていると、
テレビから視聴者に家康が語りかける。

「我こそは!と言う人は、すぐにでも来て欲しい。
新たなSLPM社は僕ら学生のみで運営される企業体へと生まれ変わります。
この国を支配する古い価値観を打ち滅ぼせるのは、僕らの若い力しかありません。
僕らはこの国を、いえ、世界を変える!」

世界を変えるという理想を掲げた家康。
この言葉を聞いていると、本当にやるかもしれない。
政宗は自分の世界も広がったように思え、顔がほころんでいた。
水を差すかのように電話が入る。

「久しぶりですね。」この声は直江兼續
「実は、徳川家康の社長就任に関して、ある疑惑が持ち上がっています。
詳細を君にお伝えしたい。君に連絡したのかも含めて、お会いできればと。」

家康に関する話は聞いておきたいと思い、正宗は指定された場所に行くことにした。


直江の撒いた餌に正宗が食付いた。後は来るのを待つだけ。
「任せていただけませんか?上杉さんのことだ、暴れたいんでしょ?」

上杉景勝(鈴之助)は机の上に置いてあったペットボトルの水を乱暴に手に取り、
リクライニングのいい椅子にもたれかかり、数口水を飲んだ後、残りの水を頭にかけた。
今までのモヤモヤしたものが、体の中をくすぶり続け爆発寸前!
頭に水をかけ、少し冷静に考え 「兼續の言う通りだ。」



相馬義胤(六本木康弘)、木幡高清(榎木智一)、
水谷胤重(森渉)は路地でたむろしていた。

「相馬さん。俺らもSLPM社に雇ってもらいません?」
木幡の言葉に乗って、
水谷は相馬のラップをSLPM社の社歌をキメるのはどうかと言いだした。

「俺はあんな爽やかなのを大嫌いなのはよく知っているはずだぜ。
伊達正宗みたいで・・・」
相馬が二人に話をしていたら、相馬の目に入ったのは伊達正宗・・?
噂をすると現れた!?と思ったが、メモを片手にキョロキョロ辺りを見回す正宗。


寺に真田幸村(橋本敦)が正宗を迎えに来た。今日は戦う相手ではなく、家康のパシリ。
政宗が出かけたのは、直江兼續から電話が入ったからだと、愛は真田に話した。

そこに片倉小十郎(内田譲)、大内定綱(片岡信和)、伊達成実(平野良)が、
楽しそうに話をしながらやってきた。
ということは、正宗の単独行動!!


また正宗の姿が視界に入る。しかもこれで3度目!
相馬たちは正宗が迷子になっていると推測した。
天気が悪くなり、雨が降り出してきた。傘もないまま まだメモの場所を探している正宗。
相馬はラップで正宗に話しかける。
要約すると「ここで会ったからには相手をしてやってもいいが、お前は今迷子だろう?」

相馬は正宗のメモを取り上げ、案内をしてくれる。
木幡は正宗を傘に入れてくれた。
相馬は困っている人を見過ごせない性質(たち)だった。
服装や話し方で、困っている人も逃げられてしまうこともあるが、根は良いヤツだった。


「俺を倒して南奥のテッペン取った気分はどうだ?」
転校早々相馬を倒し、正宗は南奥の事実上のトップは正宗だった。
「別に、テッペンなんて興味ないし。」
政宗の今、興味のあることは“呼び出した奴らが何を考えているか?“

相馬は呼び出しだということに反応した。
「ケンカなら、加勢してやってもいいぜ。同じ南奥生だからな。」
困っている人は見過ごせない性質・・

「もしケンカになるんだったら、巻き込むわけにいかないし。ダチを。
この街に来て最初のケンカで出会った。
あんたがどう思っているか知らないけど、俺はそう思っている。」

相馬は自分のことをダチだと思ってくれている正宗の気持ちを聞いて、
政宗から視線をはずす。ちょっとうれしかった照れ隠し。


SLPM TSURUGAJO支社 に着いた。ここがメモの場所。
「ありがとう。ここまででいいから。」
さっきまでの穏やかな正宗ではなく、殺気をまとっている。
独りでビルの中に入っていった。相馬たちはただならぬ気配を感づいていた。


「教えてもらおうか。家康さんの疑惑って何のことだ?」
「教えてあげますよ。我らを倒すことができたら。」

奥にいる上杉と直江は顔を見合わせ、揃って顕現をし始めた。
「やっぱ 狙いは俺か・・・よかった。
家康さんの疑惑ってのは出まかせなんだろ?あの人は世界を変えようとしてるんだ。
そんな人が不正なんてしてなくて、本当によかった。」

政宗はメガネを外し、ケンカをする準備をした。
顕現をした二人はとても強かった。スピードもあるが、連携プレーが抜群で追いつめていく。
(同時に2人を相手にするのは無理だ。)
政宗は攻撃をかわしながら窓に近づき、バルコニーに出た。
顕現をしながらビルから飛び降りる。

「そんなに狭い場所だと、あんたらも存分にやれないはずだぜ!」
こう言いながら、正宗は走って逃げる。後を追う上杉と直江。
(あの2人を分断しなければ、勝機はない。)

追われながら策を考えていたところに家康が現れた。
「どちらか一人を引き受けようか?」

政宗と家康は別々の方向に走って逃げる。
直江は積年の恨みがある家康を叩く絶好の機会だから、家康を追うと上杉に言うが、
「兼續の言う通り・・ではない!
光成からの依頼は、正宗の拉致。我らが追うべきは、伊達正宗のみ!!」
この上杉の力強い言葉で、家康の追跡をあきらめ、正宗に狙いを定める。

誘いに少なくとも直江は食いつくと思っていたのに、かわされてしまった。
家康の姿から元に戻った旭日は家康に連絡を入れる。


SLPM TSURUGAJO支社に駆けつけた小十郎、成実、大内、それに真田も。
部屋は戦いの後が残され、人は誰もいなかった。


1人は戦わずに済むと思っていたが、2人とも正宗を追ってきているので
2対1の戦いは避けられそうにない。
腹をくくった正宗は、工場跡地に入り込んだ。

待ち構えていると、走ってきたのは上杉一人。
直江はどこに・・?と思っていたら上空からパンチを入れてきた。
2人は正宗の前後に立ち、サンドバッグを叩くかのように代わる代わる正宗を殴った。
この前後の攻撃をなんとかほどき、

「なぜおれが狙いなんだ!」
「良くは知らん。家康がお前を必要としている。ただ、天下布武のためだ。」

上杉は腕時計を外し、構えを取った。第2ラウンドが開始・・
やはり正宗を前後で攻撃を仕掛けてくる。
上杉は正宗の腕を取り、腹に重いパンチを入れた。
手のひらで顔面を握る。上杉のこの技から逃れられたものはいない。
政宗が最大のピンチを迎えているときに、

「そいつがやられるのは見ものだが、そいつは俺の獲物。」
ラップで話をしながら相馬たちが現れた。

「何しにここへ?」正宗はこんな時に現れた相馬たちを心配して言った。
「ダチを巻き込んじゃいけない気がするって言ったよな?
ならわかるだろ?俺はお前をダチだなんて思ってねぇ。だから巻き込まれてやるよ。」

ダチだと言ってくれた正宗に加勢しようと来てくれたのだった。
「南奥のテッペン取った男が、こんなおっさんに負けてんじゃねえよ!」

おっさんと言われ、カチンときた上杉は相馬たちを先に片づけようと相手になる。
直江が止めようとするが、直江の相手は正宗。

「分断成功。」「私独りだと勝てるとでも?」
今の状態では正宗と直江の力は五分五分だ。
直江は拳に気を集中させ、正宗にパンチをしようとする。
政宗も拳に気を集中させた。
直江の拳よりも先に、正宗の拳が腹にヒット。直江が吹き飛ばされる。

相馬のうめき声が聞こえた。見てみると、上杉が相馬の顔面を握りつぶそうとしていた。
うめき声が止まる・・・相馬は気絶してしまった。

上杉は、奥で動けずにいた直江の姿を見て
「よくも兼續を!!!」上杉の怒りが頂点に達する。
相馬たちがやられ、正宗の怒りが頂点に達する。
2人は距離を縮めていた。

「シュパッ」
鮮血が正宗の頬に飛んでくる。上杉の頭頂部から血がしたたり落ちてきた。
大柄の上杉の後ろにいた黒鎧。みんなの死角から刀を振り降ろしていた。

上杉は力を失くし、崩れ落ちるように膝をついた。
大きな爆発音と共に、黒鎧はいなくなった。
「上杉さん!!!」
残りの力を振り絞り、上杉の元に駆けつける直江。上杉の意識はまだあった。

「やっぱり兼續は間違いがないな。
お前の言う通り家康を追っていればこんなことには・・・・

大丈夫だ、たいしたことはない。
兼續 うちの近所にな、上手い焼き鳥屋見つけたから、今度一緒に行こう・・・」

直江の腕の中で上杉は逝った。


「また人が死んだ・・・・」
政宗は、上杉の亡骸を抱いて泣いている直江の姿を見ながら茫然と立ちすくんでいた。


石田に、上杉死去の一報が入る。
「黒鎧は豊臣秀吉が所持していたはず。それがなぜ景勝を・・・」

島に家康の始末を依頼する。
「見ていろ家康。SLPM社は必ず取り戻す!!」

打倒家康を改めて心に誓った。



家康のことを信用しきっている正宗ですが、
目の前で人が死んだことで少しは気持ちが変わるでしょうか?
伊達一派!肝心な時にいないんだから!!!


ポケモンのゼクロムとノブナガのコラボです。
ちょっと格好いいですね。



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