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戦国男士 第18話 第18閃 英雄 欺人 あらすじ ネタバレ [戦国男士]

戦国男士 第18話 第18閃 英雄★欺人

「今、ネット上でどんな噂が流れているか?知らない人はいないでしょう。
新しい日本を望むのなら、憎しみがもたらす負の連鎖を経ちきる必要があるんです。
憎しみの心はもういらない。そこから、新しい僕たちの時代を始めてみませんか?」


徳川家康(田中 康寛)は豊臣秀吉(波岡 一喜)の追悼式で語った。
この言葉はネット中継され、かなりの国民が見守る中、新しい指針を語る。
家康は、SLPM社の社長代行 石田光成(大口 兼悟)を押しのけて
ニューリーダーに躍り出たような形になった。

ネット住人の関心は光成のネガティブキャンペーンの継続から、
ニューリーダー家康の動向を見守るように方向転換を始める。


この中継を伊達正宗(滝口幸広)、片倉小十郎(内田譲)、大内定綱(片岡信和)、
3人で見ていた。
政宗は家康の言葉が虎哉和尚(鶴田忍)の話していることと同じで、共感を覚え、
大内はただ素直に凄いと感じている。
小十郎はスピーチの内容よりも、家康の側にいる秘書の旭日(佃井皆美)に驚く。

この顔には見覚えがあった。
伊達一派に入るまで、自分をずっと付け狙っていた謎の忍びと同じ・・・
調べずにはいられない。

小十郎単独で、出没しそうな場所で張り込み、後をつける。
今は使われていない廃工場に入っていった。数拍おいてから小十郎も中に入る。

謎の忍びは小十郎がつけていたのを知っていた。
小十郎が中に少し入ったところで上から奇襲攻撃をかけてきた。
すばしっこく動く謎の忍びに、決定的な攻撃を与えられない。
小十郎は飛び上がりながら顕現し、そのまま攻撃をかける。
ようやく相手のスピードに追い付けるようになった。

殴るとみせかけて、キックを繰り出したとき、
謎の忍びがいつも身に着けている頭巾に足先が当たった。
かぶっていた頭巾がとれ、顔が見える。

「久しぶりだな、片倉小十郎。」小十郎に向かって声をかける謎の忍び。
「あなたですか・・・・・」
小十郎と謎の忍びの間にどんな接点があったのだろうか。


家康の追悼式典は成功した。それは光成にとっての失敗。
会社の窮地を救うどころか、乗っ取られるかもしれない危機感を感じていた。

社長代行になってから、政治の世界に進出しようと有力議員と親交を温めてきた。
その議員たちも光成を見限り始めている。
お金を使ってなんとか繋ぎ止めているが、どこまで有効なのかがわからないでいた。


家康の中継を見て、慌てて社長室に入ってきた浅野長政(長谷川 朝晴)
光成が会社のことよりも、政治のほうに目を向けていること知り声を荒げる。
浅野の話はいちいちしゃくに障る。

「クビだ!クビだ!お前はいつも私の失態を問い詰めるだけで、
何の解決の方向に進んだことはない。そんな者わが社にはいらない。」

「死ね!!!!!」
何があろうとも尽くしてきた浅野は光成に食って掛かろうとする。

「オマエ、イラナイ。」
警護として社長室にいた島左近(坂田 聡)が浅野を追い出す。


カフェで家康、旭日と話をする正宗。傍らには静かに小十郎がいた。

「昨日のスピーチ、共感しました。でも、幹部の件はお断りします。」
家康はさほど落胆していない。こうなる事も想定の範囲内だったのだろう。

「どうしてもSLPM社という組織だけは信用でき無くて・・・」
でも、なぜ正宗が幹部として声がかかったのだろうか?

「なんかフィーリングかな?
それに、豊臣秀頼(橋爪遼)が慕うのは、僕の他には君しか見たことがないから。」

「たいして何の役にも立たないかもしれませんが、
何かあったときには、言ってください。俺、家康さんの手伝いならします。」
「じゃぁ、こんど僕のオフィスに遊びにおいでよ。」「はい!」

政宗は家康のことを信じているようだ。慕う兄の一人といった感じ。
小十郎は、まだ旭日のことが気になっていた。


オフィスを使わず車の中で次の策を練る、上杉景勝(鈴之助)、直江兼續(山本匠馬)
家康のところに潜入させていた顕現学生からの報告を確認。

”家康のところは動きが活発になってきている・・・”
「こちらから、社会人らしい礼儀で宣戦布告してやりますか?」直江は上杉に聞くと
「兼続らしく、社会人らしくだ。」

直江はケータイを取出し家康にメールを打つ。


Buke Show Hat 家康のオフィスでは、家康の同志たちがPC前で忙しそう。
ここが拠点となって動き出すときも近いのだろう。

家康にケータイメールが入る。
それは直江兼続からで、“Fuck you! (`△´)凸 ”
とても社会人らしく、兼続らしいメールだ。

家康は横目でメール内容を読むと、
「旭日、あれ実行するよ。」

本格的に動き出すことを決めたようだ。トリガーはどうやら直江からのメール。

本田正信(井田國彦)を呼び、本田に向かって何も言わずに首を縦に振る。
初老のおじいさんのようだが、心得ているらしくすぐに作業に取り掛かる。


土砂降りの雨の中、思いつめたようにサックスを吹く小十郎。何かを決意したようだ。

小十郎は朝早くから山登り。道なき道をわけ進む。
ようやく山の中腹あたりまで歩いてきた。
ポケットからはがきを取出し、景色と絵手紙の景色を照らし合わせる。
同じような高さに、同じような景色・・

この手紙、伊達成実(平野 良)から送られてきていた。
“片倉くん、元気か?
俺はドシドシ元気でやっているから、心配すんな!じゃあな!”

この絵手紙だけを頼りに成実を探しに来ていたのだった。
さらに山を登り、川沿いに歩いて行くと、赤いスカジャンが大事そうに干してあった。
背中にはムカデのマーク。これは成実のスカジャン!
ようやく小十郎は成実にたどり着いた。だが、寝ぐらにはだれもいない・・・
あたりを探して回ると、そう遠くない場所で人の気配を感じる。
それは全方向からで、どこに存在があるのかつかめない。

背後に気配が!小十郎が振り返ると
「ひさしぶりじゃねえか。」髭面で笑顔の成実が立っていた。



廃工場を拠点としている黒鎧。
黒鎧は歩きながら足元の力が抜けて、崩れ落ちるように膝をついた。
助け起こす謎の忍び。


ビルとビルの隙間に、雨露をしのげる場所を見つけた北条氏直(三浦力)
父の敵を討つ。これだけが生きている理由。
秀吉亡き後、狙うは石田光成。顔を忘れないように新聞を切り抜き復讐心を募らせる。

誰にもばれない場所だと思っていたのに、大柄の男がやってきた。
「お前が北条氏直だな?心配するな、味方だ。」



小十郎が正宗の現状を成実に話す。
話しを聞きながらも修行は欠かさない。手裏剣を前方の木に投げつけていた。
「SLPM社のことは何もわからないが、忍法は少し開眼したぜ!」

成実の目に迷いは消えていた。
「戻りましょう。今の正宗くんにはあなたが必要です。」

「けどよ・・・俺は他人の力を借りて、ババーンと顕現しちまってるから
政宗が許さねえだろ・・・」

ずっと居場所を教えなかったのに、小十郎にだけははがきを送った。
“迎えに来て欲しい”のメッセージだったに違いない。

「黙っていてごめんなさい」小十郎が成実に深々と頭を下げる。
「実は・・僕も同じなんです。彼らの力を借りたんです。」

「正宗くんと出会うまでは、ずっと彼らを避けてきました。
ですから、正直この決断は迷いました。でも、この選択しかないという結論に至ったのです。
伊達正宗について行くと決めた男として。」

小十郎は服部半蔵(兄)から力を授けてもらい顕現できるようになったのだった。

「えぇ!!!そうだったんだ・・・・」
「彼を守るためなら、手段を選んでられなかった。」

二人とも思っているのは伊達正宗を守りたい、側にいたいということだけ。
他の理由は何もない。

「戻りましょう。本来我々がいなければならない、あの場所に。」
成実の心は揺れた。


「見つけた・・・SLPMゼロのデータ。」本田は凄腕ハッカーだった。
メインコンピュータはSLPM社にとっての命。
そこを掌握するための鍵を見つけたのだった。

「みんな!いよいよだ。後は頼んだよ。」



小十郎は一人で下山した。正宗と大内にありのままを話す。
「・・・というわけで、もし成実くんを許せないのでしたら、僕も同罪なんです。」

「小十郎!本当に体は大丈夫なのか?」
一番心配していたのは体のこと。
他人の力を借りて顕現した時の影響が出るのが怖い。
怒っていても、体のことは心配でしかたがない。

「ええ、今のところは全く・・・」

大内は顕現を失って、2度も顕現をさせられていた。
それでも体に問題がないから大丈夫だと、正宗を安心させるように話をする。

「成実は?」
「何度も戻るように勧めたのですが、首を縦に振りませんでした・・」

不動明王の顔をじっと見つめて考えをまとめる。
「小十郎。成実のところに案内してくれないか?」


こじれた糸をほぐすには、会って話をしないと始まらない。
3人で成実のいる山に行こうとしていた。
寺の入り口にバッグを抱えてしゃがみこんでいる成実・・・

立ち止まってしまった正宗。大内はそっと背中を押す。
「お前、体大丈夫なのか?」「うん。」
「あの時はすまなかった。」「もういいよ。」


「おかえり成実。」政宗は成実に手を差し出す。
「ただいまちゃん。」照れておどけて見せた。いつもの成実だ。

ようやく伊達一派、全員がそろった。心のもやもやも晴れ、笑顔が戻る。

「もしちょっとでも具合が悪いときは、3人共絶対無理しないと俺に約束してくれ!」



「出来た。これでSLPMのPLC産業用制御システムに入り込めます。」
本田が新しくプログラミングを立てた。後はキーを押すだけ。
旭日はためらうことなく、キーを押した。

SLPM社の電気が一斉に落ちた。
予備電源ですぐに復活するが、これが初期化の合図。

ちょうど真田幸村(橋本淳)も社に来ていた。
何かがあったと思い社長室に入ると、社長が座るはずの椅子に家康が腰かけていた。

「あれ?今度は家康くんのものになっちゃったの?この部屋。」
「ううん。これからは誰のものでもない。」

旭日から電話が入った。
「セキュリティシステム、掌握完了。
今後メインサーバーにアクセスした端末は、全てクリックジャッキング可能です。」
「これより、フェーズⅡに移行します。」

社長室のPCをクリックすると、SLPM のロゴが家康のロゴに変わった。

「幸村にも、これからたっくさん仕事してもらうよ。」
「いいよ。ヒマだから。」


石田はこのときに出かけていた。部下から報告を受ける。

上杉と直江は車の中でPCの監視をしていた。
家康のロゴに変わったことを確認すると、車をどこかに走らせる。

政宗は成実のおかえりパーティとして鍋を作った。
みんなで囲む鍋は最高においしい。
やっとそろった仲間との楽しいひと時を過ごしている。

氏直は自分の居場所を探してきた謎の男から、父を殺した本当の犯人を聞かされる。
「じゃぁ、親父を殺ったのは黒鎧だっていうのか?くそっ!」
真実を告げた謎の男は、氏直が悔しがる顔をみてほくそ笑む。


真田は家康がいなくなった社長室の机に腰かけて、部屋からの景色を眺めていた。
家康はビルの屋上から景色を眺める。

「いよいよ始まるよ、信長さん。
秀吉のおじさんには出来なかったあんたの理想、僕が叶えるからさ。」

後ろに控えていたのは、旭日と謎の忍び。
旭日は着ていたコートをはぎ取ると、謎の忍びに変化する。

「信長さんが残していった この、半蔵兄妹と一緒にさ。」

黒鎧は廃ビルの地下で雄叫びをあげる。





家康の本性が少しづつ出てきています。
半蔵兄妹!!!
服部半蔵が二人もいたとは!ということは、彼女ではないんでしょうかね。
政宗の胸につけているネックレスのチャームがきれいになったように思いました。
そういえば、ブログで新しいのと変えたと出てましたっけ?


黒鎧、本当にいったい誰でしょう?
こんな感じの兜をかぶってますので、やっぱり!



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