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ウルトラゾーン ウルトラゾーンチャンネル 第12話 ゼットン君 ラゴンちゃん レッドキング ホー DVD [ウルトラゾーン]

ウルトラゾーン ウルトラゾーンチャンネル 第12話
登場怪獣:ゼットン・レッドキング・ラゴン・ホー・ルナチクス


●怪獣特捜隊 日本支部 タカダリホ隊員のつぶやき。
「ハロウィンの日の六本木にはなるべく近寄りたくないよね。」


★不良怪獣ゼットン 第六話 登場怪獣:ゼットン

「す、すまねぇ・・・カオリちゃんをさらわれた・・・」

チボ高の仲間が赤王高のレッドキングにフクロにされた。
対決するときを今か今かと待っていた。

静かな闘志を燃やすゼットンに、セコンドのように付くナオキ (間宮祥太郎)

ナオキはゼットンのやる気を確かめる。
「あいつはハンパねえぞ。あのウルトラマンを苦しめた怪獣だ。」
話をさえぎるゼットン。そんな情報はゼットンに必要がなかった。

「そっか。お前はそれ以上だもんな。
お前は、あのウルトラマンを唯一破った宇宙恐竜なんだってな。」
赤王高の生徒が口ぐちにゼットンのことを言うので、
ナオキは内密に調べていたのだった。


「なんでそんな強い奴が、この街に転校してきた?」
「それは強すぎるが故の孤独ってやつか?
強すぎるがために、周囲から疎まれ、次第に孤独になっていく。
だからお前はその強さを隠して、この街に転校してきた。そうだろ?」

「けどな、今のお前の仲間は、くっだらねぇ連中かもしれないけど、
お前のことを孤独にするようなやつ、ここにはいねぇよ。」

ナオキの言葉はゼットンの心境を表していた。
仲間をフクロにし、カオリ(岡野真也)をさらった赤王高のやつは許せない。


そこにカオリを連れてレッドキングと赤王高の不良たちがやってきた。
逃げ出さずに指定された場所に来ているゼットンを褒める。
まぁ、来てなければ カオリがどんな目にあうか分からない。


「逃げて!!!!!ゼットン君!!!」
囚われの状態でも、カオリはゼットンの身の危険を案じていた。

レッドキングとタイマン。レッドキングが右腕を空に向けた。
その方向にゼットンが向いたとき、レッドキングのパンチが飛ぶ。
あまりに突然で、かわし切れなかったゼットン。その場に倒れこんでしまった。
そこをすかさずレッドキングが蹴りを入れる。
人質を取られているから、へたに手が出せない。ゼットン蹴られるがまま。

ゼットンの動きが止まった。
とどめを刺すまでもなく勝利を決めたレッドキング。


「おい!まだ勝負終わってねぇよ!!!」

ナオキが立ち去ろうとするレッドキングを止める。
ゼットンは立ち上がり、まだ勝負するつもりでいた。

やられっぱなしでは勝負ではない。ゼットンは反撃に転じた。
つ、強い・・・ゼットンのパンチを数発受けただけなのに
、レッドキングは地面に倒された。

みんなはゼットンがここまで強いと思っていなかった。
赤王高にとっては大きな誤算。
隙をついて逃げ出そうとするカオリを羽交い絞めにした。


ゼットンはまた手を出すことを止めた。
レッドキングは容赦なくゼットンを殴り、蹴る。

「おい!汚ねぇぞ!!!」卑怯すぎる戦いに思わず口を出すナオキ。

「喧嘩に、汚ねぇもきれいもあるかよ!!勝ちゃいいんだよ。勝ちゃ!!」


「ならこんな方法も、アリだよな。」
タケシ( 鎌苅健太)はカオリを羽交い絞めにしているやつの頭に頭突き!
隣にいたやつにはキック!

その隙にケン(山本匠馬)とブーチン(石井智也)がカオリを奪還した。

「お前ら、汚ねぇぞ!!」赤王高のやつが、つい口にする。

「喧嘩に、汚いもねえんだろ?」「勝ちゃいいんだよ。勝ちゃ!!」

チボ高の仲間は赤王高の言葉をそのまま実践しただけ。


「おい!ゼットン!カオリちゃんは無事だ。遠慮することはねぇ、やっちまえ!!!」

仲間が窮地を救ってくれた。
ゼットンは反撃し、顔の発光器官から「一兆度の火球」を放った。

レッドキングは一撃で倒れる。もう起き上がることすらできない。
赤王高のNO,1が倒されたので、不良たちは慌てて逃げた。

「ゼットン。お前大丈夫か?」宇宙最強恐竜を本気で心配する仲間たち。

「だから言ったろ!お前を孤独にさせるようなやつはいないって。」

「なぁ、ゼットン。助けに来てやったからなんか奢れよ。」
駄菓子屋を指さしながらタケシは言う。それに同調するケンとブーチン。

先に駄菓子屋に入る仲間たち。
ゼットンはカオリの肩を優しく抱きながら一緒に駄菓子屋に入る。

「てめぇ、何いちゃついてんだ!ゼットン!!!!」
大音量で話すタケシの声が響き渡る。



★ラゴンの恩返し。 登場怪獣:ラゴン

これは、ある家族への怪獣からのささやかな恩返しの物語。


昭和の一軒家。中の上ぐらいの暮らしをしている家族がいた。
おじいちゃん、昭夫 (古谷敏)母、良子 (星光子)子、博史 (木戸邑弥)

レコードプレーヤーから曲が流れ、
昭夫はリビングのソファに座り新聞を読んでいた。

「おじいちゃん!」呼ばれた昭夫。新聞から顔を上げる。
「置いてたはずのお菓子が、またカラになってるよ。」
博史がカラの菓子盆を見せる。

「きっと子猫が腹をすかして食べたんだよ。
またお菓子を入れて、置いといてあげなさい。」

昭夫に言われた通りに博史はお菓子を菓子盆に入れて、いつもの場所に置いた。

そのお菓子に手を伸ばすラゴン。


博史は机に向かって数学の勉強をしていた。難しくて解き方がわからない。
母が何の疑問も持たずに
「あなたの家庭教師にどうしてもなりたいという女性の方が来てるわよ。」

母の後ろから現れたのはラゴン。
「教える・・・・ラゴン・・・・」囁くような小さな声でラゴンは話し、問題を見る。

見つめる。見つめる。見つめる。・・・・・・
ラゴンの頭はパニックに襲われ、問題集を投げ捨てる。
鉛筆を数本持って真っ二つに折り、
書きかけのノートを手に取り、一枚ずつ食べだした。

「こんなもの!こんなもの!!」
博史を押し倒し、部屋を出た。

じいちゃんは新聞を読んでいて肩が痛くなった。
自分で肩を揉んでみるが、上手くできない。

「お父さんの肩をどうしてもマッサージしたいという整体師の方がみえてます。」

現れたのはラゴン。
「懐かしいなぁ・・どこかで見たことあるなぁ・・・」と昭夫はラゴンに興味津々。
さっそく肩を揉んでもらう。
だが、ラゴンは力の加減がうまくいかず攻撃をしているようになった。

「だれか助けて!!
」「止めろバケモノ!怪しいと思った!おじいちゃんから手を放せ!」
リビングに博史と良子がほうきを手に入ってきた。

ラゴンにとってはマッサージのつもり・・
後ずさりするラゴン。自分のヒレがレコードプレーヤーのスイッチを押した。
曲が流れ出す。初めて聞く曲に茫然と立ち尽くす。
というか、レコードを聴いているのかもしれない。

「もしかして、優しい怪獣かも?恩返しに来てたりして?」

ラゴンちゃん。優しさが伝わった嬉しさで、思わずサーフィンミュージックで踊ったよ。
その昂揚感。家族にも伝わっているよ。
だってみんな、どことなくMAXの笑顔だもん。


サンキュー ベリーナイス ダンス。


★いつも隣にホーがいる 全編 登場怪獣:ホー

高台の閑静な住宅地にある、かなり大規模な公園。
小さな子供を連れて遊んでいる。

ピラミッドのような形をしていて、山状になっている階段に座り込み、
通りすぎる人を眺めるノボル(北条隆博)

本を読みながら歩く人の後ろに、半透明の怪獣が付いてきていた。
人間に危害を加える感じではない。

ベンチに座っているカップル。いちゃついているところに乗り込んできた女性。
元カノが彼を取り戻しに来ていた。
その元カノの後ろにも半透明の怪物が付いてきていた。
この怪獣も、危害を加える感じではない。
でも、ベンチに彼と腰を掛けている女性は悲しくないようだ。怪獣の姿がまったくない。


どうやらあの怪物は、人が失恋したときの悲しみから生まれた怪物らしい。
失恋の悲しみのエネルギーが大きければ大きいほど、
怪獣の姿がはっきりと実体化するようだ。


「恋愛ってのは、よくわからないもんだな。な?」
ノボルが話しかけていたのは怪物。横に、完全に実体化した怪獣が立っていた。

初めてこの怪物の姿が見えたときはびっくりしたが、
自分の周りをただうろちょろしている存在で、特に害になることはなかった。
今では側にいることが気にならなくなっていた。

この怪獣は自分にしか見えていないらしく、
ほかの人にこの話をしても、おかしな人と思われるだけ。
だからそのままを受け止めた。

この怪獣を「ホー」と名付けた。


空いた時間はこの公園にきて、
人々に憑りついているホーを観察することがひそかな趣味となった。

子供が失恋するところを見ながら、後ろにホーがいることを確認する。
透明だが、かなり色は濃い。・・・なんて考える。

自分ぐらい、はっきりと実体化させた人はなかなかいない。
初めての彼女だった。失恋の痛みの深さは誰にも負けない。

ノボルはホーに何のために存在するか聞いてみる。
が、愛想のないヤツなので、何も答えない。

「失恋した悲しみを、慰めに生まれた存在?それとも・・・」


自分と同じぐらい、完全に実体化されたホーを連れているタマエ (水沢奈子)
タマエも同じようなことを考えていた。こちらに近づく。

「あ、あのう・・・もしかして、君にも見えてるの?」
タマエ (水沢奈子)に声をかけてみた。
「あなた・・・も?」

ノボルとタマエ。両隣にはホーがいる、不思義すぎる状態で二人は話す。

「驚きました。僕の他にもホーが見える人がいたなんんて。」
「ホー?」「僕はこの怪獣をホーと名付けたんです。」

ノボルのホーをまじまじと見ながら、なんかとても納得がいった。
名前を付けるほど長く一緒に居たら、この怪獣のことを何か知っているかもしれない。
知っていることを教えてもらおうとするタマエ。

「正確なことはわからない。ですが
おそらく、人の失恋する悲しみから生まれる存在ではないかと・・・」

「うん。そうだね。私もそう思う。ノボルくんはいつからこの怪獣が見えてたの?」
「僕は、この前彼女に振られちゃって・・・・そしたらいつのまにかこいつが現れて・・」

「僕初めてですよ。こいつ以外で、こんなにはっきりとしたホーを見るのなんて・・」
「ノボルくんも私も、そうとう失恋のショックが大きかったみたいだね。」

二人の間でしか起こっていない、不思議すぎる出来事が、二人の距離を縮めていた。

「もしよかったらでいいんですけど、
ホーを実体化させた失恋ってどんなだったですか?」
「私も、同じこと思ってた。」「ですか・・・・」

ノボルが話をしてくれたら自分も話す。そういうタマエに

「そんなに劇的なことがあった・・・ってわけではないんですけど、
3ヵ月前に彼女に振られちゃって・・
初めて出来た彼女だったので、ショックがでかくて。」

「恋人との別れは、何人目だって悲しいもんだよ。」
慰めているような、そうでないようなタマエ。

「私は、彼が死んじゃったの。事故だったんだ。
私の彼ね、地割れに落ちて死んじゃったの。突然、なんに脈絡もなく地面が割れて、
私を守って、彼は落ちていったの。」


「地割れの原因とかってわからないんですか?」

「見たの。地割れの中を移動する怪獣の姿を。
白い怪獣が、地面の中から地上を覗き込んでいたの。」

誰も信じてくれなかったの。
この怪獣のように、何の害を与えない怪獣だったらよかったのに。


突然地面が揺れた。高台に居るので近所の景色なら見渡せる。
二人で揺れたほうを見に行くと、
マンションや家がなぎ倒されて、そこから怪獣が出てきた。

「あいつだ!私が見た怪獣。地割れの中にいた怪獣。
私の大事な人を奪った怪獣!!」

怪獣は暴れ続けている。





不良怪獣ゼットン。たぶんこれで最終回ですね。
仲間との友情と、恋人への愛情を感じられたゼットンは
怪獣の中では幸せ者だったと思います。

怪獣を使ったドラマ仕立ての作品はおもしろいですね。


番組DVDが発売されます。
まだ、表紙絵が決まっていないので感じが分かりにくいと思いますが、
手元で見て楽しめますね。

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